日本には本州、北海道、九州、四国という4つの大きな島がありますが、それ以外にも多くの離島が存在し、それぞれが独自の文化や自然を持っています。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの離島は、観光において新しい魅力を提供します。今回は、観光ができる日本のおすすめの離島5つを紹介します。それぞれの島が持つ特徴と観光スポットを知って、次の旅行の候補に加えてください。
1. 沖縄県 宮古島 - 南国リゾートの楽園
宮古島の魅力
沖縄本島から南西約300kmに位置する宮古島は、沖縄本島に次いで有名なリゾート地で、美しいビーチが広がる南国の楽園です。透明度の高い海、白い砂浜、そしてサンゴ礁が広がる宮古島は、マリンスポーツ愛好者にとっては天国のような場所です。
観光客は、海の透明度と美しさに驚かされることでしょう。また、宮古島は本土からのアクセスも良く、那覇から飛行機で40分程度で到着できます。
観光スポット
- 与那覇前浜ビーチ:7kmにわたって続く白い砂浜とエメラルドグリーンの海が特徴のビーチ。遠浅で透明度が非常に高く、海水浴や散歩にぴったりのスポットです。
- 池間大橋:池間島と宮古島を結ぶ全長1.4kmの橋で、車で走るだけでも爽快感を味わえます。橋の上からは、宮古ブルーと称される美しい海が一望できます。
- 東平安名崎:宮古島の東端にある岬で、絶壁の上から広がる絶景が堪能できます。灯台に登るとさらに素晴らしいパノラマビューが広がります。
アクセス
宮古空港までは那覇空港から約40分、東京や大阪からの直行便も運航しています。レンタカーを借りて、島内を自由に観光するのが便利です。
2. 鹿児島県 屋久島 - 世界遺産の自然遺産
屋久島の魅力
鹿児島県に属する屋久島は、1993年に世界自然遺産に登録された美しい島です。この島は「もののけ姫」の舞台としても有名で、古代から続く太古の森が広がり、樹齢1,000年以上の縄文杉をはじめとする巨木たちが生息しています。屋久島の豊かな自然は、訪れる人々に深い感動を与えます。
屋久島の魅力は、島全体が雨に覆われることから「1カ月に35日雨が降る」と言われるほど豊かな水資源を持っていることです。山岳信仰が根強いこの島には、神秘的な自然が広がり、トレッキングやハイキングを楽しむ人にとってはまさに天国です。
観光スポット
- 縄文杉:屋久島最大の見どころで、樹齢7,200年以上ともいわれる巨木です。トレッキングコースで訪れることができ、その存在感は圧倒的です。
- 白谷雲水峡:苔むす森が広がる幻想的なスポット。トレッキングコースも充実しており、「もののけ姫」の世界に浸れる絶好の場所です。
- 大川の滝:落差88mの壮大な滝で、屋久島でも最大級の滝の一つです。滝壺まで近づくことができ、マイナスイオンたっぷりのリラックスできる空間です。
アクセス
屋久島空港までは鹿児島空港から約35分のフライトでアクセス可能です。また、フェリーや高速船でも鹿児島本土から行けます。島内ではバスやレンタカーを使って移動します。
3. 長崎県 壱岐島 - 歴史と自然が融合した島
壱岐島の魅力
長崎県に位置する壱岐島は、古代から多くの歴史を持つ島です。古墳や神社などの歴史的な遺産が数多く残っており、歴史ファンにはたまらない観光スポットです。また、壱岐島は自然も豊かで、美しいビーチや透き通る海、そして豊かな漁場が広がっています。
壱岐島は、神話や伝説にも登場する島であり、その歴史や文化を探求するのも楽しみの一つです。さらに、壱岐牛や壱岐焼酎などのグルメも楽しめるため、自然と歴史、グルメの三拍子が揃った観光地です。
観光スポット
- 猿岩:壱岐島のシンボルとも言える自然の奇岩で、猿の姿にそっくりな形をしています。猿岩をバックに写真を撮る観光客が多く訪れます。
- 壱岐神社:歴史ある神社で、古代の日本の信仰が今も息づいています。壱岐島全体が神話の島と言われるほど、神社が多く点在しています。
- はらほげ地蔵:干潮時にしか現れない地蔵群で、潮の満ち引きによって見え隠れする姿が特徴的です。
アクセス
壱岐島へは、博多港から高速船で約1時間、フェリーで約2時間半で到着します。島内での移動は、レンタカーや自転車の利用が一般的です。
4. 東京都 小笠原諸島 - 未知の自然とアクティビティの宝庫
小笠原諸島の魅力
東京都に属する小笠原諸島は、本州から約1,000km離れた太平洋に位置する離島群です。小笠原諸島は世界自然遺産にも登録されており、手つかずの自然と豊かな生態系が広がる場所です。特に、小笠原固有種の動植物が多く、ダイビングやホエールウォッチングなどのアクティビティも楽しめます。
アクセスはやや難しいものの、その美しさと自然の豊かさは一度訪れれば忘れられない思い出になることでしょう。観光客はゆったりとした時間を過ごしつつ、島の文化や自然を満喫できます。
観光スポット
- 父島:小笠原諸島の中心で、多くの観光スポットが集まっています。シュノーケリングやダイビングが盛んで、美しい海中世界を楽しめます。
- 南島:無人島であり、観光ガイドと一緒にしか訪れることができない特別なスポット。手つかずの自然が広がり、まるで秘境に迷い込んだかのような体験ができます。
- ホエールウォッチング:クジラの回遊ルートにあたる小笠原では、冬季にホエールウォッチングが楽しめます。クジラが大迫力でジャンプする姿は一見の価値ありです。
アクセス
小笠原諸島へは、東京・竹芝桟橋から出発する「おがさわら丸」で約24時間かけてアクセスします。飛行機や他のフェリーは運航していないため、事前の計画が必要です。
5. 香川県 小豆島 - 瀬戸内海の美しい景観とオリーブの島
小豆島の魅力
瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、香川県に属し、日本有数のオリーブ栽培の島として知られています。温暖な気候と瀬戸内海の穏やかな海に囲まれた小豆島は、美しい自然と豊かな食文化が魅力です。オリーブ製品や島特産の醤油はお土産としても人気があります。
また、映画「二十四の瞳」の舞台としても有名で、昔ながらの田園風景や映画村など、ノスタルジックな観光スポットも多数点在しています。
観光スポット
- エンジェルロード:干潮時にのみ現れる砂の道で、砂浜を歩いて渡ることができる幻想的なスポットです。恋人たちに人気の観光地でもあります。
- オリーブ公園:オリーブ畑が広がる公園で、ギリシャ風の建物や風車が並び、まるで地中海を思わせる風景が広がっています。レンタルできる魔女の宅急便のホウキで写真撮影を楽しめます。
- 寒霞渓:日本三大渓谷美の一つに数えられる絶景スポット。紅葉の季節には鮮やかな赤と黄色に染まり、ロープウェイからは素晴らしいパノラマビューを楽しめます。
アクセス
小豆島へは、高松港からフェリーで約1時間、岡山の宇野港や神戸港からもアクセスできます。島内ではレンタカーやバス、自転車を使って移動します。
まとめ
日本の離島はそれぞれが独自の魅力を持ち、自然や歴史、文化、グルメなど多彩な体験ができます。今回紹介した5つの離島、宮古島、屋久島、壱岐島、小笠原諸島、小豆島は、どれも観光地として人気があり、リラックスした時間を過ごすことができるスポットです。忙しい日常を忘れ、ゆったりとした島時間を楽しむために、ぜひこれらの離島を次の旅行先として検討してみてください。